国分寺地区人権擁護委員だより


【人権身の上相談のご案内】 (面接相談) 無料
    担当 人権擁護委員
    予約電話受付/042-573-4378 男女平等人権課
    毎月/第2木曜日(午前9時〜12時まで)(一人1回30分)
    場所/国分寺市ひかりプラザ内女性センター相談室

      人権擁護委員:梓澤和幸ほか三名で活動しています。

 No 1 (2005/6月)


《一中で人権のお話》
  2004年6月第一中学校の生徒さん全員に、梓澤委員 (弁護士) が、お話をさせていただきました。 松本サリン事件で河野さんをたすけた永田 恒治弁護士の活動を紹介しました。 人生のどん底とも言える 「犯人扱い」 の体験の中で、河野さんが永田弁護士との出会い、力づけられたことを許すと、 みんなの目が一瞬輝きました。中学生のための職業案内、「13才のハローワーク」(村上龍著) を手にとって紹介しました。 いろいろな仕事があるけれど、弁護士の仕事も関心あるなあ、と思った人もいたようです。
  今年6月にもー中でお話をさせていただきました。10年前、地下鉄サリン事件で夫を失った高橋シズエさんのこと、 歩く力と言葉を失った31才の女性のことを紹介し、犯罪被害者の人権についてお話しました。 高橋さんは 「被害者のことをかわいそうな人々という眼で見ないでほしい。 私たちは、きのうまでと違う今日を生きてゆかねばならないのだから。」 と言っておられます。
  まとめに述べた 「この憲法が国民に保障する自由および権利は、 国民の不断の努力によってこれを保持しなければならない」 と言う憲法12条の言葉は 全校生徒の心にのこったと信じています。          (梓澤)