トピックス   梓澤和幸

〈目次〉
第5回 人権のつどい 講演会 2005年12月
「鳥取県人権侵害救済推進及び手続に関する条例」 について 2005年10月12日
「沖縄密約訴訟を考える会」への参加のお願い 2005年9月12日
「メディアの危機、憲法の危機」 100人を超える参加 (2005年7月28日)
近代という知恵 (2005年7月27日) 「憲法の危機、表現の危機」 に関して
官の優位 法の趣旨逸脱 (2005年6月21日)
日本テレビ視聴率操作問題を論ず (2003年12月24日)
裁判員制度実現にむけて (2003年12月3日)
日本テレビ視聴率問題 (2003年10月29日)
共謀罪の法案提出について (2003年7月9日)
情報産業の中小企業と法律問題を考える (2003年5月24日)
名古屋刑務所事件について (2003年2月26日)
知っておきたい法律知識と最近法律事情 (2002年7月19日)


共謀罪の法案提出について (2003年7月9日)

2003.7.8 梓澤
1、3月11日法案閣議決定

2、内容と特徴
  条文   犯罪の国際化および組織化に対処するための刑法等の一部を改正する法律案 (03.3.17)

  6条の2
    次の各号に掲げる罪あたる行為で団体の活動として、当該行為を実行するための組織により行われるものの遂行を共謀した者は当該各号に定める刑に処する。ただし、実行に着手する前に自主したものはその刑を減軽し、又は免除する。

    長期 10年以上5年以下の懲役または禁錮
    長期 4年以上10年以下の懲役禁錮   2年以下の懲役禁錮
    独立共謀罪
     正犯実行の着手が必要ない。
     共謀のみで犯罪成立

3、組織犯罪という絞りがない。

4、越境性という絞りもない。
  法定刑 長期4年以上の罪

5、どんな罪が。
  刑法では窃盗、脅迫、詐欺、強姦、恐喝、騒乱罪、内乱罪、公正証書等原本不実記載罪

6、自衛隊法では
  治安行動命令違反罪  5年以下
  武器破壊罪        同上
  防衛秘密漏洩罪     同上  取材表現の自由抑圧
  防衛出動命令違反罪  7年以下
  MSA秘密保護法    10年以下 取材表現の自由抑圧